簡裁から地裁へ。S1000RR裁判書類その5 H28年1月25日
舞台は簡易裁判所から横浜地裁に移ります。
簡裁では双方主張を譲らなかったため、裁判官から
「専門的なことは分からないので詳しい担当官が居る地裁でやっては如何か」とのご提案が。
それに従うこととしました。
ここで、私の代理人が某司法書士からT弁護士へ変更しました。
次の裁判期日は3か月も先、H28年1月20日に飛び、その間此方からの反論として主張を再度提出。更に、実質的なやり取りは3月からとなりました。
時間が掛ります。。
以下、3月の期日に受けて私から提出した書面です。
ポイントはハイライトしてある部分です。
これまでの主張の繰り返しとなりますので、ここで抜粋はしません。
A氏は、
諸手続き中もHの話は二転三転し、何が事実なのか、更には何を言いたいのかも良く分からなくなってきて、時には振り出しに戻るような発言があったりで困惑させられ続け、話しもなかなか進みませんでした。
と仰ってました。
A氏の事を困惑させたのは申し訳なかったですが、「二転三転」とは何を指すのか、具体的に示して欲しいところではあります。
それにしても・・・。
A氏は12/1のブログでも
エンジンの掛からなかった原因はオイルロック
と記述していますが、「オイルロック」という技術用語には幾つか解釈が有るのでしょうか。
こちらのTさんも、
「それにオイルロックするくらいオイルが漏洩してるなら、そもそもケースが割れたりオイルラインが破損しているし、そうなったら(上記症状がでて)エンジンが壊れる。何れにしてもブローしている筈」
と仰ってましたが、「オイルロック」して不動状態のエンジンは、
オイルを掃除すれば直るのでしょうか。
私は初めて聞いた症状なので分かりませんでしたが。
尚、実際私のエンジンを修理して下さったメカニックも、証人尋問で証言頂いた際、「オイルロックとは」というお話しをして下さいましたが、先述のTさん同様の見解でした。
仮に、動いていたエンジンが「オイルロック」したとするなら、エンジンに甚大な被害が及んでいる筈のものであり、掃除してOKの筈が無い。ということです。
それに気づいた時点で、エンジン全バラ、部品取り寄せ、という流れになる為、修理は中断しレースは断念させる。
とのこと。
では、A氏が裁判で一貫して主張する「オイルロック」とは...?
裁判所の判断はこの領域には踏み込みませんでしたが、店やメカによって、言語が違うことが有るのかもしれません。
私のような経験の浅い素人には判断出来ませんが、どちらを信じればよいのでしょうか。
エンジンのオイルロックについてググったところ、このような記事しか見つけられませんでした。しかも2st・・・。ですが、読み解いていくと。。
メガスピード ~2サイクルオイルのエンジン内部への流入によるエンジンロック(ウォータハンマ現象)について~
引用します。
「しかし,もしセルモータで急激に回転させた場合はエンジンロックの様な異常事態に際し,
ピストンやコンロッドに対する機械的な負荷を発生させるだけでなく,
セルモータそのものにも過大電流が流れることにより損傷の大きな原因の一つになります.」
エンジン稼働中のオイルロック=エンジンロック=ピストンやコンロッドの損傷=再始動時はセルへの過大な負荷。
という図式は、4stも2stも同じだと思うのですが、素人なので正確なところは分かりません。
A氏は整備士の資格を持つプロだということですので、彼の認識は間違ってないと思いたいのですが。
A氏の論をサポートする方は、今回の裁判では現れませんでした。
続く。