とあるバイク屋に訴えられた裁判の記録

神奈川県の 某モーターサイクル店について。。

    S1000RR裁判書類その8 A氏の主張再び H28年7月13日

    私が提出した書面に対する抗弁です。

    適宜以下に纏めますが・・・。それすら読むのも面倒ですよね、申し訳ないです。
    ですが、これが裁判なんです。。

    元資料はマーカーでハイライトした辺りを中心にお読み頂ければ。

     

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    【要約】

    ・被告(私)が依頼した契約は成立していない。

    ・被告は「レースにきちんと走るように修理するのが依頼内容」というが、きちんと走るようにするにはエンジンの分解修理が必要となる。

    ・依頼された時にはエンジンが掛らなかったからトラブルの有無は判断できない。

    ・被告もエンジントラブルのことは伝えていない。

    ・2日間で不具合の有無をチェックし、修理することは不可能。

    ・レースに出場するまでに直す依頼を了承した覚えはない。2日間で出来る事を請け負っただけだ。

    不可能な依頼を受ける訳がないから、被告の主張は間違っている。

    【解説】

    つまり、前回からの流れでA氏の主張はこのようになりました。


    「レースに出る為の修理が希望と知っており、「可能な限り走行できるように修理してみる」が、レースに出られるまで直す約束はしていない。」

     ?

    論理崩壊しており私には理解できません・・・。


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    【要約】

    ・エンジン分解までは求められていない。
    ・「レースを走りきる為の修理」の項目を被告は事前に指定したのか?してないじゃないか。

    ・あくまでも(事後作った)伝票に書いた内容で、請負契約したのだ。

    ・それに、第一回口頭弁論で、被告は「請負契約が有った」と認めたじゃないか。これは被告の自白だ。

     

    【解説】

    修理依頼の前後にエンジンの分解を求めなかったのは、(全文はこちらにあるとおりですが)持ち込んだ当日A氏が行ったマシンの検証結果の報告を信じたからです。

    ---(以下A氏のメールより抜粋)---

    バイクは走れる様になりそうです。

    外装についてはノータッチなままですが。

    重傷なのはFホイールだけですかね。
    Fホイールはリムだけでなく、スポーク部分から歪んでるのでモトカジレベルの所に出すと断られると思います。

    ーーーここまで(個人名は省略)ーーー

     

    これがA氏診断結果でした。


    にも拘らず、引き渡しの際、私がエンジンの異音に気付いたのです。
    それを言うと「暫くしたら直る。」とムッとされたのですが。

    続いて焼き付きの件。

    【要約】
    ・修理した際、オイルには沈殿物などなかった。

    ・焼き付いていたと言うなら、沈殿物が有ったと証明してみろ。

     

    【解説】

    ホントにオイル交換したのか?足しただけでは?という疑惑もありますが、まあいいです。ほの暗い作業場で見落とした可能性もあります。

    それより次です。
    予選後に抜いたオイルは、衆人環視のなか、メタル流れが確認されました。

    それはA氏も見ています。

    http://blog-imgs-49-origin.fc2.com/K/2/6/K26racing/blog_import_50dd2ded53ff0.jpg

    彼は、個人店で証人も居ない中、修理時に抜いたオイルにはメタル流れは無かったと主張し、

    「疑うなら沈殿物が有ったと証明してみろ!」

    と言います。

    ・・・これって「悪魔の証明」って奴でしょうか。
    今後は、店でオイル交換したら、一時も見逃さず監視し、分析用のサンプルを確保せねばなりません。
    背を向けられたらNGです。
    お茶とすり替えられるかもしれませんから。

    ・・・今、気付きました。
    A氏はコメントで、オイル交換した時に抜いたオイルには、メタルのカスのような大きな異物は出ていなかった

    と書いてます。

    もしかすると、
    「メタル流れは大きな異物がドレンから排出されること」
    と思いこんでいる可能性もあります。
    だとすると。。。終わってます。

    素人でも細かい粒子状の「キラキラ」には気付いたのですが、
    そう云われると、確かに大きな異物は無かったですし。

    「メタル流れ」という現象を知らなかったと。そういうことだったのかもしれません。。。

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    【要約】

    ・被告はエンジンの不調に気付いて云っただと?しらん聞いてない。
    ・「暫くオイルが残っているから煙が出る」とは云ったが、音は知らん。

    ・エンジン回して走ってるうちに解消すると考えたのは被告の勝手。

    ・エンジンの点検、修理を依頼されたのではない。依頼が無いから明細には記載がない。


    【解説】

    ココだけ読むと「云った言わない」のようですが、別のところでは認めてます。後々出て参ります。

    A氏も認めている通り、A氏から「暫くオイルが残って・・・」と聞いたから、
    「走っているうちにオイルが焼ければ煙と異音は解消するだろう」と私は考えました。

    でも、「そんなことは知らん。お前の勝手な判断だ。不知。」とのことです。
    云われたことを信じたのですが...論理破綻です。

    また、ここでも後日送ってきた作業明細に拘ります。「明細に無い事は頼まれていないこと。」と云いますが、修理リストも明細も依頼(口頭での契約)時にはありませんでした。

    それなら、何一つ頼んでないということになってしまいます。。

     

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     【要約】

    ・レース用車両のエンジンを高回転にすることは出来ない。

    ・シャシダイも無いのに、2日間でエンジンのチェック、修理は不可能。

    ・よってその義務はない。

    【解説】

    レース車両を扱うスキルも設備もないなら、最初から受けなければ良いのに。

    では、A氏同様にシャシダイを持たない他店はどうやっているのでしょう?

    送風機でラジエーターに風を当て、エンジンを回します。

    素人でも、そうします。

     

    「レースに出る為の不動車の修理」でもユーザーからエンジンの点検を依頼されていなければ知らん。という主張に加え、時間の無さを持ちだしたのですが。
    うちには送風機が無かった、と言うならまだしも、最後まで思い付かなかったのでしょうか。

    続いてリアサス崩壊の件です。

     

    【要約】

    ・1年8カ月も経てば勝手に壊れるかもしれない。

    ・A氏以外の誰かが手を加えた所為じゃないか。

    ・直して使えば良いのに、交換したのは被告の勝手。

    【解説】

    純正サスは、2年で分解する仕様なのか。。それに、存在しない誰か他人のせいにするのか。

    リアサスの脱着なんて私には出来ませんが。。

    つまりA氏の店を出た瞬間から、何かあってもこう言われるわけですね。
    「自分で変なことしたからだろう」、と。

    直して使えは、どうなのでしょう。
    船底に落下しバラバラになった細かいパーツも再利用して組み直すリスクと手間を掛けますかね。普通。

    ちゃんとしたメカが勧める、出自の確かな代替品が有れば、交換しますよ。普通。

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    【要約】

     

    ・どう読んでもスネオは原告を示している。

    ・違うと言うなら具体的説明で理解させてくれ。

     

    【解説】

    AKB親衛隊の貴方へ - 走る。曲がる。止まる。


    「スネオ」にここまで拘られるとは驚きです。国語力の問題でしょうか?それともスネオに恨みでもあるのか?
    このままでは「S1000RR裁判」ではなく、「スネオ裁判」と呼ばれてしまいます。

     

    私の国語力では、そもそもタイトルに「A●●親衛隊のあなたへ」とある以上、
    A氏の取り巻きをA●●親衛隊と呼んでいると読みとれますし、

    冒頭では、

    聞くところに拠ると、あなた様は此方のブログをマメにチェックしては店へレポート上げてらっしゃる、「AKB親衛隊」の熱心な読者さまだそうで。
    いつも御苦労さまでございです。
    確か、スネ夫みたいな方でしたね、良く覚えてますよ。
    あの店はあなたのようなコアファンが支えている事を良く存じ上げてます。
    これからも強い団結力で、これ以上の顧客離散を防いで下さることを期待します。

    と書いてます。
    ダメでしょうか?スネオはA氏の事でしょうか?

    この記述を根拠に名誉棄損の慰謝料30万だそうです。
    これこそ難癖。もう付き合ってられない、といったところです。

     

    【要約】

    ・修理に持ち込まれた時は完全に焼き付いてはいなかった。

    ・「レース当日の走行開始直後に異音がして不調は容易に認識できるもの」であったにも関わらず、走って壊したのは被告が悪い。

     

    【解説】

    出ました、大きな矛盾。こちらが提出した証拠の予選動画を見たA氏は、

    予選走行開始直後に異音がしていることを認めています。

    しかしながら当初の主張では、予選での高速走行によってエンジンの不調、焼き付きが発生したと述べています。
    主張に一貫性がなくボロが出まくってます。

     


    「レースに出られるよう修理依頼された」と認めながら

    「そこにエンジン点検修理は含まれていない」と言い、

    「そもそもエンジンの点検は不可能」と主張し、

    「エンジンに問題があれば修理不可能だから受けていなかった」けれど、

    「走行可能な状態に修理した。その証拠に被告はレースに出ている」と述べ、

    「レース走行直後から異音がしている」と認める。


    こんなところでしょうか?
    矛盾の極みですが。

    嘘に嘘を重ねて行くA氏に対し、哀れみを感じだしたのもこのころです。

     

    これでは、今後メカニックとして仕事が来なくなるのではないか。

    もう許してやろうか。そんな気持ちにもなりました。

     

    いや、まて。訴えられているのは私だった。

     


    続きます。。