とあるバイク屋に訴えられた裁判の記録

神奈川県の 某モーターサイクル店について。。

    【追記あり】嘘ついて炎上。いや、そんなことは取るに足らないことか。

    友人が教えてくれました。

    A氏が筑波を走行中、他車の転倒に巻き込まれて轢かれてしまったらしいと。

    一瞬ぞっとしましたが、ケガもなくブログを更新していたとのことで、ホッとしました。
    サーキット走行中の怪我や、ましてや大事に至るようなことは、それがだれであっても好ましくありません。
    先ずは、無事で何よりでした。

    で、問題はその後のようで。。

    ・相手をblogで晒して、さらに、自分は当事者ではないかのような書きぶりで、糾弾していると。
    ・しかも、相手を「要注意人物」と晒しておきながら、目的は個人攻撃ではなく、サーキット側の運営姿勢に本質的な問題があると考えていると。
    ・その為、サーキット側へ意見申し入れなどの行動を起こそうと思っていると。

    そんな感じの如何にも正義の社会派ライダーを装った記事を上げていたとのことで。

    …うーん。

    なんでしょう。

     

    ①なぜ、自分が轢かれたのにそれを隠し、第三者然とした論考として読者に訴えようとしたのか?

    ②自分の車載動画をアップしているにもかかわらず、なぜ「他人からもらった」と嘘がつけるのか?

    ③何故そのウソがばれても申し開きもせず、正義の味方気取りが続けられるのか?

    ④ご自身が、他のR枠ライダーやアドバイザーからは「彼、遅し危ないフラフラしてぶつかりそうになった」と言われてるくらいなのに、なぜこれほど他者を批判できるのか?

    ⑤本質的課題認識がおありなら、今回の大きな怪我人の出なかった事故ではなく、なぜ過去の重大事故発生のタイミングでサーキットに意見をしていなかったのか。

    色々と思うわけです。


    A氏が追突されて転倒してしまったのは、実に不幸な出来事ですし、憤懣やるかたない心中はお察ししますが、
    色々な前提条件を文中で整えてみせているものの、結局、自分が轢かれた怒りの矛先を、「ぶつけてきたのに真剣に詫びもせず走行を続ける輩」と、「彼に罰を与えない筑波」に向けてるだけじゃないか?

    「あんな奴、出禁にしろ」と。

    そう思わざるを得ないわけです。

     

    だって、筑波のオフィシャルって、素晴らしくないですか?

    サーキットの設計については、時代に合っていない狭さなどの物理的課題は認めますが、運営サイドによる不断の努力でそれをカバーすべく、タワーもフラッグもアドバイザーも、その真剣さがひしと伝わってきます。

    本当に毎回頭が下がる思いで走らせて頂いてます。

    貴方は、筑波の運営に文句付けられるほどのライダーなんですか?
    筑波でダメなら、納得のいく「出禁制度」を運用している他のサーキットに行けばいいじゃないですか?

     

    ボクがむかーしFSWの運営サイドと話し合いを持った時は、
    「二輪枠は全車混走」
    という、運営側のリスクマネジメントが全くなってないカオスに対し、このままでは重大事故が起こると考えて、有志で働きかけました。(その最中、実際に、旧い小排気量ドカに最新のリッターバイクが追突するという死亡事故が起きてしまいました)
    自分が他車と絡んで転倒したからではありません。怖い思いはしてましたが。

     

    彼が言う「要注意人物リスト」が存在すると仮定し、
    課題がその要注意人物への処遇であるとして。

    それでは、サーキット側ではなにができるのでしょうか。

     

    「スポーツ走行では認められる行為」と「人によっては危険と思う行為」の線引きは可能なのか?

    それが不可能だから、スポーツ走行のルールがあるのですし、明らかに違反すると注意されます。

     

    彼の主張をルール化するのであれば、

    危険行為を抽出し再定義し、それを繰り返す人物との紐付を、明示的に定量化せねばなりません。そして、

    「WANTED」みたいな顔写真入りのポスターを掲示するのか?

    走行ごとに一人ひとりの走行をチェックして採点するのか?

    警察のように、ルール違反を検挙して切符切るのか?

    走行ごとにライダーにアンケートでも取って、だれのどんな走りが危なかったか聞くのか?

     

     

    そうか!オフィシャルからの口頭注意内容のレベルを点数化し、累積で免停とか免取とか、そういうことか?

    レッドカード、一発退場!のような。

     

    ・・・


    筑波は、技量やマシン性能を細分化して日本最多のクラス分けを行っています。

    アクシデント発生時のオフィシャルの対応速度もトップクラス。

    提携医療機関の改善まで検討を進めていると聞きました。

     

    あとは、利用者の自己責任によるリスクテイクです。

     

    「要注意人物」が居るなら、近づかなければいい。その枠は走らなければいい。

     

    それだけの事でしょう。

     

    貴方にはその判断と行動をする自由と権利があります。

    他人の自由と権利を拘束するということの重大さを理解してほしい。

    社会人なのだから。

     

    そのうえ。

    故意でもない事故の相手をネットに晒し、店まで謝りにこさせたことを記事にして写真まで上げて、ビジネスブログのアクセス数を稼ぐ?


    相手がわかっているのだから、当日何時間も謝りに来るのを待ってるくらいなら、ご自身から出向いて、当人同士で話し合うなりすればよかったのではないでしょうか。

    それすらできないのはネット依存者の典型か。

    なんと自己都合優先で自己愛の強い人なんだろうか。

    この状態では、そう思わざるを得ません。

     

    それもこれも、今は怒りで茫然自失なのかもしれません。

    少し時間をおいて、冷静になってから、ご自身の行動を見つめなおしては如何かと思います。賢い方なのですから、冷静に。冷静に。

     

    【追記】
    f:id:Cult99:20200611030159j:image

    「2020.06.03 筑波サーキット B1事故」

    You Tubeより。

    このアップ主は既に動画を削除。

     

    接触の一因と疑われる、ご自身の

    「スロー走行時の後方未確認によるライン変更」

    かもしれない証拠でもありましたが。

     

    この方、Bとしましょう。

    A師のチーム員だったのでしょうか?同じS1000RRですし。

    いずれにせよ、前走のAに引っ張って貰おうとしてたから、Aしか見てない。

    先でペース落としたAに合わせ、Bも不必要に手前でスローダウン。

    後方確認して右に寄せてからではなく。前のAしか見ずに。

     

    ・・・ 

    後方から来るライダーCは、旗も出てないし、ライダーA,Bが片手を上げてるでもない。だからペースを落とす必要はない。もう3周目。下手すると4周目かも。

    先行するA,Bの遅い車両を認めたが、レコードラインである1コーナーイン側からタイトに立上り、S字2つ目を右端で抜ければ、Bを十分なマージンを取ってパスできると思った。

    すると、スローダウン車両であるBが右に寄せて、レコードラインを塞いできた。

    Cは、ちょうどS字切り返しの荷重が抜けるタイミングでもあり、減速が間に合わず接触

     ・・・

     

    …そんな見立ても出来る動画でした。

     

    勿論、この動画だけで全ての状況を推察するのは難しいですから、上に書いたのも仮説の一つに過ぎません。

    ですが、サーキットの接触事故において、0:100の過失割合など、そうあるものではないということ。だから、過失割合など問わないのが世界標準。

     

    A氏も動画主も、後ろを見てなかったのではないでしょうか。

    周囲のペースを完全にリードして走ってるアタックラップ以外、後続との車間は常に意識します。

    ましてやペースダウンの時には、後ろしか気にしないくらいで走り、レコードラインには寄せないのが良いでしょうね。

     

    それもせずに相手を一方的に悪者扱いするのであれば、

    サーキットのスポーツ走行を理解されてない人達なんだろうと思わざるを得ません。

     

    そんな私の読み解きが浅薄なものであったと、安心させて頂けるような最終報告が出ることを切に希望します。


    A,B,Cの三方含め、すべてのサーキットライダーと筑波サーキットに関わる人々が、より充実したサーキットライフが送れる環境が続くことを衷心より願ってやみません。