S1000RR裁判、遂に最終弁論。その1
当ブログも、何事も無ければ、あと3回で連載終了の予定です。
今更ですが、これまでのブログ面があまりに地味すぎるので、裁判風景でも。
あくまでもイメージです。ネットからの広い物。
ですが、部屋の作りは全く同じでした。こちらの写真は横浜地裁の4階。
我々は、6階でした。
裁判官に向かって右が被告。
左が原告A氏になります。
そして真中の島が証言台。
ここで、着座ですが、メモなどは見ずに話すわけです。アンチョコ禁止。頼るは自身の記憶のみ。
(被害者が証言台に立ち手紙を読み上げた、とか聞きますが、あれはOKなんですね・・・)
宣誓書にサインします。虚偽の証言は制裁を受けます。
A氏の証言は、本人が虚偽じゃないと思っていれば、許されるのでしょうか。
焼き付きを疑わなかった。いや、疑った。いや、疑わなかった、いや疑った・・・どっちだっけ?
制裁を受けさせるには別途、虚偽か否かの裁判が必要になるのでしょうか?
・・・では、この日最後に、被告側の口頭弁論です。
私のターン、ですね。
とても長くなりましたので、何回かに分けるかもしれません。
ハイライトしました。
オレンジが私の弁護士。黄色が被告こと私。
ピンクはA氏弁護士。赤のアンダーラインが裁判官です。
それではどうぞ。
【解説】
主に、私がバイクにどのように関わっているのか、バイクの運転や整備について、どのような価値観、スタンスでいるか、という前提情報の確認です。
【要約】
・A氏の店に行くようになった理由は、S1000RRの発売当時はサーキット走行における情報が不足しており、Webで見つけたA氏の店を知るところとなった。G-tribeとの協力関係など見栄えする内容だった為信用するにいたった。
・24年11月21日の転倒状況。ストレートエンドでのシフトダウンで、クラッチを切った瞬間エンストした。クラッチを繋ぐとリアがロックし、ハイサイドして転倒した。
・原因はミスかマシントラブルに依るかは、記憶も朦朧としており定かではないが、状況を整理すると、ミスかもしれないがトラブルも疑った。
【解説】
A氏は私が「スピード出し過ぎに依る操作ミスと言った」と偽証しましたので、
反論を述べています。
【要約】
・車両をA氏に託した際、シフトダウン時のリアロック、ハイサイドは伝えた。
・スピードの出し過ぎによる転倒とは言っていない。
・エンジンが不動であったが、エンジン、フレームに致命的トラブルが無ければ、外装などは予備パーツの算段が付いていた為、レース参戦は可能と考えた。
・A氏からは、エンジン焼き付きなど、質問はなかった。
・もし、修理は25日のレースまでに間にあわないと言われたら、レース参戦はおろか、直すか否かの判断もしていなかった。
【解説】
当たり前ですが、フレームにクラックが有る、エンジンがヤバそう、等と言われていたら、そこでレース参戦は諦めていました。
(レース屋さんなら、そこからがネットワークと腕力の見せどころかもしれませんが、私は只の素人ですので。。)
エンジンブローなら、修理代も馬鹿になりませんから、不動車としての売却もスコープに入れて、シーズンオフにジックリ検討しますよね・・・。
【要約】
・修理依頼の目的は日曜のレースで完走し成績を残すこと。その為の修理。エンジンが掛る程度の復旧でよいという依頼ではない。
・日曜のレースは、自分にとっては、一生に一度のチャンスが掛った大事なレースであった。
・A氏に聞いた修理内容はエラーチェックやエンジン回りの清掃でエンジンは掛るようになったという話し。
・焼き付きを疑う話しは無し。
・エンジンの異音、白煙、回転がスムースでない、など訴えたが、ピストンへのオイル混入によるものの説明された。
・燃焼しきるまでは暫くそうした症状がでるとの説明で会った為、了解した。
・確かに異音はしていた。
【解説】
修理依頼の内容。そこに何が含まれるか。
私は包括的に「レースに出る為の修理」を依頼し、請負契約が成立した筈ですが、
A氏は「エンジンの点検、修理はそれに含まれない」との主張を繰り返します。
そのくせ、
エンジンの「オイルロック」による不動という言葉を持ちだしたり、エンジン内部へのオイル残留による不具合を説明したりと、どれもエンジンを中心とした話し。
そもそもエンジンが不動で持ち込み、それを直すということは・・・どういう事なのか。。
Aモーターサイクルにとって、エンジンなんてどうでもよいのでしょうか。
元々、「見た目カスタム」がメインの店でしたし、抜いたオイルに混入していたであろうメタルカスにも異音にも、本気で気付かなかったのかもしれません。
あとは、当時いかに私がそのレースに賭けていたのか、というお話しです。
はい。実に一生懸命でした。。
【要約】
・エンジン載せ換え提案は、そもそも、こちらがエンジンへの不安を述べたことに対する提案であったわけだが、断った理由は二つ。
・一つは事故車の可能性が高い、素性が分からないエンジンであった為。
・もうひとつが「直った」と言われ、修理完了したという車体があるのに、再度バラしてエンジンを載せ換えるという作業への時間的不安。
・焼き付いているかもしれないと言われたら、車両を引き取ることはなかった。
・前日走行しなかったのは寝坊ではなく骨折などによる痛みによる。それを公けにせぬ為、「寝坊したw」とした。
【解説】
「大丈夫ですかこのエンジン。タコメータの針の動きもおかしいし、音もブリブリおかしい。白煙も凄いですよ」
「タコは、あれだけの転倒で衝撃受けているから。ハーネスの接触もおかしかったし。オイルロックしたのだから、仕方ない。中のオイルが焼きつくして無くなれば収まる」
「そうですか。でも・・・」
「不安だっつーなら、オイラのエンジン、被告さんも知ってると思うけど、自分のスペアに取ってあるから、乗せ換えてもいいけど?」
「いや、そんなつもりでは・・・大丈夫なら大丈夫です。スミマセン」
実際はこんな感じでした。
それを「私は乗せ換えを提案したのに断ったのは被告だ!」と主張するんですよね。
「乗せ換えの提案=エンジントラブル認知」
つまり引き渡し時にエンジンの不具合に気付いていた、ってことになるわけで、
ご主張の矛盾サイクルがはじまるのですが。
狙いが何だったのか、今を以てしても謎です。
【解説】
引き渡された後、予選での走行について説明しています。
動画、再掲します。
MCFAJ 筑波サーキット 某店 A氏の整備結果 エンジン焼き付き
当時のブログも。
「エンジンは回しても大丈夫」とも言われていましたよ・・・。
予選3周でエンストし、ピットイン後は押し掛けなどを試みますが、完全に固着しており、再始動出来ませんでした。
A氏を呼びに行き、本人に見て貰いました。
他にも、D;rex代表など多くの衆人環視のもとオイルが抜かれ、メタル流れが確認されました。
A氏は、おいらの予選が始まるからと、去って行きました。
そのあたりの説明です。
【解説】
焼き付きの事実と、現場でA氏も見てたよ、という確認です。
当日、私はA氏を責めたり、責任追及したりはしていません。
直っていなかったのは、壊れてたのは、事実ですが、
仕方ないですからね。
続いてリアサス崩壊事案。
【解説】
こちらに書いた件です。
これに似たようなミスが他にも頻発しており、それをGトライブや元顧客からも聞かされていた事を証言しました。
その他は、AKB48というアイドルとAモーターサイクルとの関係や、スネオに似た性格と風貌の客が居たことなど、
全く以てくだらない、だけど、A氏にとっては名誉棄損で裁判沙汰にせざるを得ないほどお胸を痛めてしまった件について。
こちらのブログとか。
これもか?
ココに書いた、「AKB親衛隊」の「スネオ」が、A氏を揶揄したと、傷ついたと訴えられた訳ですが。
あなた、読解力無さ過ぎでしょう。
・・・取り乱してしまいました。すみません。
もしや、A氏の弁護士がこれを訴える材料と認めたってことは・・・、私に問題が有るのか?
どうなのでしょう。
弁護士も商売です。勝とうが負けようが中身がどうだろうが、この手の流し仕事は報酬が貰えれば良いわけですからね。
続けます。
【解説】
私からの反訴理由です。
司法書士のアドバイスに従い、私も慰謝料を請求しましたので。応訴、というのでしょうか。
その請求理由を述べています。
①信頼の棄損
②私への風説の流布
③度を越えた請求行為
これらによる精神的苦痛による。です。
【解説】
1年かそこらの付き合いなのに。
25回(枚)もの、修理・購買伝票が有ったそうです。Aモータースから私への。
自分で出来るような作業も、お布施と思って依頼してましたからね。
勿論、最後以外は、都度全額お支払い済みです。
実に、太く短い関係でした(苦笑)
金額的にも結構な額ですね。計算したことはありませんが。だからどうした?って話しですが。
続いてピンク。
A氏代理人に私が攻め込まれるターンです。
これはこれで、なかなか面白い、と言っては不謹慎ですが、
H弁護士も敵ながらやるなあ、というところもあったり、
何言ってんだこいつアホか?、というところもあったり、
被告人として証言台に立つというある意味公的な「フルボッコ」の場を、
勿論2度とゴメンではありますが、
折角なので緊張しつつも堪能したわけです。
残念ながら3300文字と長くなりましたので、
続きは後日...お待ちください。。